松本人志最高傑作コント集【ビジュアルバム】の難解作「寿司」を解説!

スポンサーリンク

今回は松本人志ファンでも見ている人が少ないであろう、まっつん最高傑作ビジュアルバムの寿司について話をします。

ビジュアルバムというのは、ごっつメンバーが出演しているコント集なのですが、どちらかというと完成度の高さからショートムービーともいえます。

というのも、ビジュアルバムはごっつええ感じよりも製作費をかけていて、且つ丁寧に作りこんでいるからです。

そのため笑いの純度はごっつよりも高めでコアなファン向けの作品だと個人的には感じています。

なので、最近のバラエティ番組やユーチューバーが提供するテロップだらけのわかりやすいお笑いに慣れ親しんでいる人が見れば「なんだこれ?何が面白いの?」と思ってしまいそうな作品だらけになっています。

「寿司」というコントは、笑いどころはおのおので考えろ、わかる人だけわかればいいというスタンスで作られている難解な作品です。突っ込みもテロップも笑い声もありません。淡々と不気味で不条理な世界観に終始します。

この作品を楽しむコツは、我々が生きている現実世界での常識や日常のフィルターを通して作品を見ることです。

「寿し源」での大小さまざまな違和感を発見することで、この作品の不条理さを楽しめると思います。

作品の内容について

 

松本人志のヴィジュアルバムのDVD

登場人物

「寿し源」の大将(板尾)と女店員(松本)

客は3人。

男一人(今田)と男女のカップル(男は東野、女は木村)

大将との会話のやりとりを聞くと、3人とも常連客のようです。

内容

大将が握った寿司を女店員が毎回平手打ちで叩き潰していきます。

客は形がボロボロに崩れた寿司を嫌な顔をしながら黙って食べます。

 

しばらくすると、男性客(今田)のタバコがきれてしまい、女店員がタバコを買いに外へ出ます。

すると、女客が大将に、女店員に寿司を潰させる行為をやめさせてくれないか、とお願いします。

しかし、大将は「いやー…」と困ったような反応をみせます。

すると女客が、「あの人(女店員)クビにすれば」と言った瞬間、女店員がものすごい勢いで店に戻ってきて、女客の左目を割りばしで刺します。

この作品の笑いどころ

あくまで私の個人的な感想で、私がとくに気になるところと面白いと感じたところを文章に起こして説明します。笑いどころはたくさんあります。

なので、いちいちこれが面白いあれが面白いとは説明しません。書いた文章が面白いと感じた部分であります。

その1:女店員の見た目

まず女店員である婆の見た目が怖いです。口から飛び出たすきっ歯が恐怖を感じます。

なんだか人間外な生き物のようです。どっかの星の生物が地球人の体を乗っ取っているかのような異質な見た目と、禍々しい雰囲気が漂っています。

そんな怖いおばさんが寿司屋で働いているのに違和感をかんじます。

その2:寿司を潰す女店員と客のリアクション

大将が握った寿司を寿司下駄に置いた瞬間、女店員が立ち上がって寿司をベシ!っと手で叩き潰します。寿司を潰した女店員は寿司を潰すことに使命感を感じているような表情をしています。

常連客は、寿司を目の前で叩き潰されて一瞬不快感を表に出すのですが、それから怒るでもなく、文句を言うわけでもなく、ただ目の前にある形が崩れてしまった寿司を食べつつ、何もなかったかのようにおしゃべりを再開します。

寿司というのは、味だけではなく見た目の美しさにも追求し気を配る料理なのですが、その寿司を一瞬で台無しにした女店員に対して大将は何も反応をせず、客に対して詫びるような態度も示しません。

そして客は毎回寿司を叩かれることをわかっているはずなのに、常連になっています。

なんとも不思議な世界観です。

その3:タバコを買いに出かける前の女店員と大将とのやりとり

客がタバコを切らしてしまって、女店員が客のキャスターマイルドを外に買いに行く前に、大将に耳元でごそごそと何かを言っています。

大将は、「わかった、わかった。やるから大丈夫、任して」と返事をかえします。

つまりこれは、女店員が大将に、「私が外に出てるときに私の代わりに寿司を潰すように」と言っているのです。

女店員は寿司を潰すことに強い使命感を持っています。自分が店にいないときのことを過剰に気にするのでしょう。

その4:最後の展開

常連客だと思っていた3人でしたが、実は女客だけが常連ではなかったようなことを思わせる場面があります。

そのときのシーンが、女店員がキャスターマイルドを買いに外に出たのを確認した女性客が、大将に向かって「あのお寿司を叩かせるのをやめさせてくれない? クビにしてまえば。」と言ったところです。

女店員が客にタバコを渡す最後のシーン

女客が「クビにしてしまえば」と言った瞬間、女店員が物凄い勢いで店に戻ってきて、割りばしで女客の目を突き刺すラストシーンですが、その前に、この店に戻って女客を襲う一連の中で、女店員は物凄いスピードで煙草の封を切り、タバコを2本外に出した状態で男性客の手の中にサッと差し込みます。

なんとも早業。いや神業か。

ビジュアルバムのブルーレイの特典が熱い

『HITOSI MATUMOTO VISUALBUM 完成』の特典には、伝説の入場料1万円ライブ「寸止め海峡(仮)」約60分が収録されています。

全部で5枚組の豪華セットなのでたっぷり楽しめるでしょう。


最後に

この作品は他にも細かい笑いどころが散りばめられています。客の会話やカップルの関係性もそうですし、女店員に対する周りの接し方なども気になります。

とにかく何度も見たくなるような作品だと思います。

これを作った松本人志は笑いの神だし、もっと評価されるべき偉人だと私は思っています。

私はこのビジュアルバムという作品を後生大事にして定期的に見返そうとおもっています。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。